日本ハム近藤FA宣言「考える時間と材料必要」 球団は全力慰留、新庄監督も残留熱望

 日本ハムは8日、海外FA権を保有する近藤健介外野手(29)が権利を行使する意思を球団に伝え、申請書類を提出したと発表した。堅実で勝負強い打撃と、強いリーダーシップを持ち合わせる近藤の争奪戦は必至。FA宣言選手として10日に公示され、11日から日本ハムを含む全球団と交渉が可能になる。

 現在、侍ジャパンの一員としてプレーする近藤は「ファイターズからは温かいお言葉を幾度となくかけていただき、ありがたいオファーも提示していただきました。レギュラーシーズンが終わり、侍ジャパンに向けて集中する中で、もっと考える時間と材料が必要だと判断し、この決断に至りました」と球団を通じてコメントした。

 近藤は11年度ドラフト4位で日本ハム入り。通算1014試合の出場で打率・307、52本塁打、446打点。今季は右脇腹の負傷もあり99試合の出場にとどまったが、打率・302をマークした。

 新球場エスコンフィールドで来季を迎える球団にとって、今季選手会長を務めた近藤の存在は大きく、全力で慰留に努める方針。新庄監督もドラフト後のSNSで「次はエスコンフィールドで近藤君と一緒に野球が出来る様に全力で願い続けます」と発信している。

 ◆近藤 健介(こんどう・けんすけ)1993年8月9日生まれ、29歳。千葉県出身。171センチ、86キロ。右投げ左打ち。外野手。今季推定年俸2億5500万円。横浜から11年度ドラフト4位で日本ハム入団。最高出塁率2回(19、20年)、ベストナイン3回(18、20、21年)。東京五輪日本代表(21年)。

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