新球場問題で解決策は?日本ハムOB・岩本勉氏が切望「ただし書きの追加はできる」
日本ハムOBの岩本勉氏は9日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、北海道北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が公認野球規則に定める規定を満たしていないと指摘を受けた問題について言及。ただし書きの追加で折り合いを付けることを切望した。
岩本氏は「規則を変えることができないのであれば、ただし書きの追加はできるんですよ。僕も野球規則、規則委員会に何度か出席させてもらったことがある」と説明。続けて、「文言の変更、解釈の変更があり、ただし書きもある。存在するんですよ。そういう規則も。球場のサイズの在り方についても、そういった柔軟性をもった協議を行い、終えて、無事に開催されることを祈りたい」と思いを伝えた。
公認野球規則では、試合を行う競技場の構造が細かく設定されており、野球規則2・01において「本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレーの妨げになる施設までの距離は、60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」と明記されている。だが、「エスコンフィールド北海道」でのホームベースからバックネット側のフェンスまでの距離は約15メートルしかなく、会議の場ではその点について他球団からの指摘を受けた。
来年3月開場に向けて約95%の工事が終了した中で思わぬ問題が浮上。岩本氏は十分な安全対策が必要としたうえで、「強度の高いネットを置くとか。ベンチも保護ネットを置くとか。そういった対策をして、お互いのニーズを協議して無事再開してほしい」と願った。