楽天は９日、今季海外ＦＡ権を取得していた田中将大投手（３４）との契約に合意し、来季もチームに残留すると発表した。田中将は球団を通じ「来シーズンこそはリーグ優勝、日本一というところにたどり着けるように全身全霊をかけていきたい」とコメントした。

　大黒柱の残留宣言に指揮官も一安心だ。石井一久ＧＭ兼監督（４９）は「将大がここにいる意義を考えてくれて決断してくれた」と安堵（あんど）の表情。「みんなにとっても心強いですし、チームにとっても安定につながる」と喜んだ。

　日本球界復帰２年目となった今季は９勝を挙げたが、まだ本来の力は発揮できていない。来季１０年ぶりのリーグ優勝、日本一を目指すチームを強い覚悟で引っ張っていく。