楽天・宮森智志投手（２４）が１０日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、５８０万増の１０００万円でサインした（金額は推定）。

　球団からは「セットアッパーを目指してほしい」と言葉をかけられた右腕。「来年は５０試合を投げていきたい」と目標を掲げた。

　宮森は今季育成選手として独立リーグ・高知から入団。開幕後はファームで抑えを務め、アピールを続けると７月に支配下登録された。

　８月から１軍に定着すると、リーグ新人最長となる２２試合連続無失点を記録。プロ初勝利、初セーブも挙げるなど、シーズン終盤はリリーフで欠かせない存在となった。結果２６試合の登板で１勝１敗１セーブ、防御率１・５４という成績だった。

　「自分の力は出せたと思う」と手応えを口にしたが「内容的にはまだまだ悔しい部分があるので、来年は経験を生かして頑張りたい」と語った。