ソフトバンク・板東湧梧 “トルネード投法”野茂氏から金言「自分にない考え方」
「ソフトバンク秋季キャンプ」(13日、宮崎)
ソフトバンク・板東湧梧投手(26)がトルネード投法の“レジェンド”から金言を授かった。
この秋季キャンプには米大リーグ・パドレスからマイナー投手2名とコーチらが参加しており、この日は同球団アドバイザーも姿を見せた。
板東はプロ2年目だった20年シーズン序盤に、当時二軍投手コーチだった久保康生(現巨人巡回コーチ)のアドバイスで上半身を捻るトルネード投法を取り入れた。その後、一軍デビューを飾り、21年は主に中継ぎで44試合に登板。今季は終盤戦にローテに定着し、来季の飛躍が期待される右腕だ。
この日ブルペン入りすると、すぐ後ろに野茂氏が立っていた。投球練習後に挨拶をし、いくつかアドバイスをもらったという。
「トルネードといえば野茂さん。初めてお会いしたので、フォームでどういうイメージだったか聞いてみたいと思っていた」と真剣に耳を傾けた。野茂氏からは「下半身でリードできていない」と指摘を受け、改善法の1つとして「グラブが少し遅れるイメージで投げに行く」という方法を教わった。
板東も「下半身が開かないようにと分かっていても、ポイントがつかめないと出来ない。今までの自分にはない考え方だった。やってみたいと思います」と声を弾ませていた。