DeNA・嶺井 ソフトバンク移籍決定的 4年総額3億円提示

 ソフトバンクが国内FA権を行使したDeNA・嶺井博希捕手(31)に対し、最長4年契約、出来高を含む総額3億円程度の条件を提示していたことが13日までに分かった。獲得に乗り出す他球団はないとみられ、入団は決定的となっている。

 既に入団交渉を行った日本ハム・近藤とともに、FAでの獲得を目指す嶺井にも水面下でアタックを仕掛けていた。球団首脳は「興味を持って調査を続けている。捕手は補強ポイントの一つに合致する」と話しており、今季推定年俸2700万円の嶺井に対し、最大限の条件を提示したようだ。

 チームでは日本代表「侍ジャパン」でも常連の甲斐が不動の正捕手を務めているが、今季は打率1割8分と深刻な打撃不振に苦しんだ。甲斐が新型コロナで一時離脱した際は若手の海野、渡辺らが穴を埋めたが、捕手としての経験不足は否めなかった。

 今季はDeNAで自己最多の93試合に出場した経験豊富な嶺井が加入すれば、甲斐との正捕手争いに発展する可能性もありそうだ。

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