日本ハム“バーチャル盗塁トレーニング”来季は足でオリ投手陣攻略「実戦に近い状態で」
「日本ハム秋季キャンプ」(14日、国頭)
“バーチャル盗塁トレーニング”で盗塁数激増だ。一塁ベース前の投手よりの位置にモニターが置かれ、走者は映し出される投手のモーションを見ながら、スタートを切り、けん制の際には帰塁。この動作を繰り返した。
チームナンバー1の俊足の持ち主・五十幡は「ピッチャーが(画像で)いるのといないのとでは、反応とか違いますし、癖を見てのスタートというか、実戦に近い状態でやるっていうこと」と解説した。
この日モニターに映し出された投手は日本一球団・オリックスの山本、山岡、宮城の3人だった。今季は9勝15敗1分と大きく負け越した相手。機動力を重視する新庄監督は「オリックスの時、けっこう盗塁のサイン出して刺されていたから、出しづらいなっていう。アウトにされたなっていう印象はありますね」と“苦手”としていた。
五十幡は「クイックとかは、山本由伸も山岡も早いと思うので、早い中でどうやって癖を見抜いたりして自分のペースに持って行けるかが大事だったりするので、そういうところは、どんなピッチャーでも切れるような準備だけはしていきたい」。より公式戦に近い形で、相手の隙を突く野球を身につけていく。