3度リクエストも判定通りの長井審判員に「ファインジャッジ賞」最優秀審判は「該当者なし」NPB発表
NPBは15日、今季の審判員「ファインジャッジ賞」に、長井功一審判員(38)ら4人を選出した。
長井審判員は6月10日の西武-広島1回戦(ベルーナ)の一塁塁審を務め、二回裏、三塁ゴロでのフォースプレー、三回表のダブルプレーでのフォースプレー、また四回表のけん制球によるタッグプレーに対し、両軍からリクエストが要求されたが全て判定通りだったという。
また牧田審判員は3月26日 巨人-中日2回戦(東京ド)の球審として七回表の打者走者による守備妨害、また八回表の捕手による打撃妨害を瞬時に宣告。対応も的確で、場内放送による説明も簡潔で分かりやすかったと認められた。
原審判員は6月3日の広島-オリックス1回戦(マツダ)の三塁塁審として、四回表2死走者一、二塁から三遊間を抜けるヒットの際、三塁手が二塁走者の走塁を妨げたとして、野球規則6.01(h)(2)を宣告。非常に難しいプレイであったが的確に判定を下したと評価された。
栁田審判員は6月26日 楽天-西武11回戦(楽天生命)の三塁塁審として、六回裏にレフトファールフライを捕球しようとしていた左翼手の守備を、観客がスタンドから手を出してその飛球を取ったため、三塁塁審栁田は野球規則6.01(e)を適用し打者にアウトを宣告したことが対象となった。
また審判員奨励賞には市川審判員、ファーム優秀審判員賞には鈴木審判員が選ばれた。なお最優秀審判員は「該当者なし」となった。