中日移籍の涌井にかかる前人未踏の4球団最多勝 自身の記録塗り替えるか カギは打線の援護
楽天・涌井秀章投手と中日・阿部寿樹内野手の交換トレードが15日、成立し、両球団から発表された。涌井は西武にドラフト1位で入団し、ロッテ、楽天と渡り歩き中日で4球団目となる。過去在籍した3球団ではいずれも最多勝のタイトルを獲得しており、前人未踏となる4球団で最多勝の期待がかかる。
西武時代の2007年に17勝、09年に16勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得した涌井。ロッテ移籍後の15年に15勝を挙げて自身3度目の最多勝に輝くと、楽天時代の20年に11勝を挙げてプロ野球史上初の3球団で最多勝を獲得した。
中日では自己記録を更新する4球団での最多勝へ期待がかかる涌井。ただ白星には打線の援護が必要だけに、今季リーグワーストの414得点に終わった打線がバックアップしてあげられるかどうかがカギとなりそうだ。