オリックス・森友哉誕生!4年総額18億円 近藤にも同等条件提示でFAダブル獲り目指す

 オリックスが獲得を発表した森友哉
 日本ハムからFA権を行使した近藤
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 オリックスは16日、国内FA権を行使していた西武の森友哉捕手(27)を獲得したと発表した。熱心に調査を進め、FA交渉解禁後の13日に初交渉。4年総額18億円の大型契約を提示したと見られ、強打の捕手を射止めた。背番号は現時点で未定。26日に大阪市内で入団会見が開かれる(金額は推定)。

 中嶋オリックスに、これ以上ない吉報が届いた。球界屈指の打てる捕手・森の入団が決定。地元球団のユニホームに袖を通し、3年連続のリーグ優勝と2年連続の日本一へ導く使者となる。

 西武からFA宣言したのは、1日だった。球団への感謝を示しながら、「興味を持ってくれる球団があれば話も聞いてみたい」と発言。オリックスの福良GMはすぐにラブコールを送った。11日に交渉が解禁されると、13日に初交渉。4年総額18億円の大型契約を提示したと見られる。わずか、4日間での早期決着となった。

 森は19年に打率・329で首位打者を獲得し、MVPにも輝いた。来季でプロ10年目。確かな実績を残し、豊富な経験もある。チームにとっては最高の補強だ。

 チームは今季、26年ぶりの日本一を達成したものの、89本塁打はリーグワースト。490得点は同4位と得点力不足に苦しんだ。さらに、捕手の伏見がFAで日本ハムへの移籍が確実。主砲の吉田正もポスティングシステムを利用して、米大リーグ移籍を希望している。森の獲得は手薄となる捕手と強打者を同時に得ることとなる。

 さらに、日本ハムからFA権を行使している近藤にも、森と同程度の大型契約を提示していることがわかった。ソフトバンクや西武、ロッテも交渉に乗り出していて、残留交渉を続ける日本ハムと5球団での争奪戦にはなるが、ダブル獲りを目指す。常勝軍団になるために-。最善の補強を続けていく。

 ◆森友哉(もり・ともや)1995年8月8日生まれ、27歳。大阪府出身。170センチ、85キロ。右投げ左打ち。捕手。大阪桐蔭から2013年度ドラフト1位で西武入団。14年8月1日・楽天戦で「7番・捕手」でプロ初スタメン。首位打者1回、最優秀選手1回(ともに19年)。ベストナイン3回(18~19、21年)。

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