高木豊氏「粛正しないとチームは変わらない」 中日・阿部、京田のトレード放出に立浪監督の覚悟受け止め
元DeNAで、野球解説者の高木豊氏が19日、YouTubeチャンネルに投稿。15日に阿部寿樹内野手を、18日に京田陽太内野手をトレードで放出した中日の内野陣について「心配」とした上で、立浪監督の判断に「保険かけるとろくなことがない。居直ったんだろうな」と、理解も示した。
竜ファンも心配となる主力内野手の放出。高木氏は、楽天にいった阿部、DeNAにいった京田とも新天地での活躍に「戦力として十分働ける」とみた上で、中日内野陣に言及した。
「(相手にとっては)いいトレードだったけど、心配なのは中日の内野陣。内野がいないいないと言いながら、三ツ俣をクビにする、阿部を出す、京田を出す、一頃でいうセンターラインだからね」としつつ「ただ、出すからには秘策はもっていると思う」と指摘。「情報によると岡林を内野に戻すんじゃないかとか、土田と岡林、高橋周、石川、あとはルーキーを絡めながらとか。変えるには、ある程度粛正しないとチームは変わらないしね。構想の中でやってるわけだから、上っ面だけみて、“おい、二遊間出してるよ”みたいになると、騒ぎ立てるネタにはなるよね。若い選手使うにしても、保険かけとかなくて大丈夫か、と。でも保険かけるとろくなことがないんだよ。迷いだすんだよ、指揮官が。迷いをとって、これでいくっていうふうに居直ったんだろうな」と、立浪監督の覚悟を感じ取った様子だった。
「とにかく足が速くて、動けるやつ、そういった野球を目指すのに、この2人が交換要員になっちゃったのかもしれないね。だから投手を補強している。1-0、2-0で勝つということを考えると、より投手がいるということなんだろう。来年はおそらくスピード感のある野球を展開すると思うよ」と、分析した。