日本ハム・有薗 ハプニング苦笑い 特大弾が松本剛の高級車に落下「活躍して修理代出す」
日本ハム・有薗直輝内野手(19)が20日、思わぬハプニングを糧に、2年目の来季の大ブレークを誓った。
千葉・鎌ケ谷の秋季練習でのフリー打撃。有薗の左翼ポール際への打球はスタンド後方にあるネットを越え選手寮の駐車場へ。アスファルトでバウンドし、松本剛の高級国産車の屋根に落下した。有薗も「内角球をいい感じにさばけたんですけど…」と苦笑いだ。
今季は支配下全選手が1軍出場を果たす中で唯一の安打ゼロ。だが、5日の侍ジャパンとの強化試合ではヤクルト・村上、巨人・岡本和の打撃に刺激を受け、“プロ初安打”も記録。急成長の打撃が生んだハプニングだった。
松本剛は愛車の屋根のへこみも意に介さず「期待している選手。楽しみ」と笑う。期待も贖罪(しょくざい)の気持ちも有薗には大きなモチベーションだ。「活躍して修理代を出せるようにしたい」と話す和製大砲が来季の飛躍へまい進する。
◆有薗直輝(ありぞの・なおき)2003年5月21日生まれ、19歳。千葉県出身。185センチ、97キロ。右投げ右打ち。内野手。千葉学芸から21年度ドラフト2位で日本ハム入団。プロ初出場初スタメンは22年6月21日・楽天戦(秋田)。1軍通算4試合で安打、打点なし。イースタンは60試合で打率.224、3本塁打、16打点。