日本ハム新球場の規定違反問題「一定の結論出ている」オーナー会議、畑オーナーはおわび
プロ野球のオーナー会議が24日、都内で開催された。日本ハムが北海道・北広島市に建設中の新球場「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていなかった問題に関しては、冒頭で出席した日本ハム・畑オーナーがおわびの言葉を述べる一幕もあった。
同球場は公認野球規則で定める本塁からバックストップまでの距離60フィート(18・288メートル)以上を満たさず、約15メートルの距離にとなっていた。
この問題に関しては14日の臨時12球団代表者会議で日本ハム側が来オフ以降に規定に則した改修を行うことで、来季の球場使用を他球団が承認。オーナー会議で議長を務めた巨人・山口オーナーも「会議の議論の対象にはなっていない。12球団の代表者会議で一定の結論が出ているという理解」と説明した。
また、この件についてプロ野球の斎藤コミッショナーは「プロセスがちゃんと踏まれていないことを、問題にさせてもいただいた。言葉は悪いが、黙ってやればいいというやり方では、楽しい野球がみんなで保っていけない」と見解を示した。
その上で、今後の規則改正などについては「そこは侃々諤々(かんかんがくがく)、話が出るでしょう。またファンの声も出てくる。それはそれで、そういうプロセスが大事」と話した。