オリックス・山本由伸 イチロー以来5人目!2年連続パMVP WBC&3連覇へ患部の回復順調
「NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD」が25日、都内で開かれ、最優秀選手(MVP)はセ・リーグがヤクルトの村上宗隆内野手(22)、パ・リーグはオリックスの山本由伸投手(24)が、ともに2年連続2度目の受賞を果たした。
ストライプのスーツに赤のネクタイを締め、キリッと表情を引き締めた。山本が2年連続2度目の最優秀選手賞獲得。「1年間の成績を評価していただき、本当にうれしく思います」。史上初の2年連続で投手4冠など、今年もタイトルを総なめ。文句なしのパ・リーグMVPに輝いた。
26試合に先発し、15勝5敗で勝率・750。防御率1・68、205奪三振と圧倒的な数字を残した。「去年より安定した調子で投げられるようになった」とエースとして、絶対的な安定感を見せた。
パ・リーグで2年連続の最優秀選手賞は94~96年のイチロー以来、5人目。「2年連続でいい成績を出せた。そこに喜びを感じています」。また球界の歴史に名を刻み、誇らしそうにトロフィーを両手で抱えた。
日本シリーズは第1戦で左脇腹を故障し、悔しい思いをした。それでも、患部は順調に回復。「またオフシーズンに頑張って、もっといいシーズンを過ごせるように頑張りたい」。来年3月のWBC、そしてリーグ3連覇へ向けて、すでに始動している。
来季はどれだけ成長した姿を見せてくれるのか-。「リーグ3連覇、2年連続の日本一になれるように、チームの一員として精いっぱい頑張っていこうと思います」。山本由伸の進化は止まらない。