糸井嘉男氏 野手転向の猛指導にキレた→コーチが「子犬の飼い方本」見て褒める指導に変更→才能爆発
今季限り現役引退した元阪神の糸井嘉男氏が27日放送のカンテレ「マルコポロリ!」の「プロ野球残酷物語2022」に出演。爆笑の糸井節を展開した。
番組では、2004年にドラフト1位で投手として日本ハムに入団したが、1軍登板がないまま3年目を迎え、球団から突然の野手転向を打診されたことが紹介された。
バットを握った手が離れなくなるほどの猛練習。当時2軍打撃コーチだった大村巌氏(現DeNAコーチ)がインタビュー出演し、球団から糸井氏を1カ月で野手で試合出場できるよう指導するよう指示されたと明かした。ダメ出しを連発する厳しい指導となり、糸井氏が爆発したという。
怒りのフレーズは「アカン、アカンばかり言うてたら、ホンマにアカンようなるでしょ!」で、大村氏、糸井氏とも記憶が一致。
大村氏は選手からそんなこと言われることはあるのかと聞かれると「ありません。そんなこと後輩からも言われたことないです」と振り返り、司会の東野幸治らが大喜びした。
猛獣のようで繊細だったという糸井氏に対して、大村氏は「いいぞ、いいぞ」と褒めまくる指導に急転換。糸井氏も「ある日、突然変わったんです」と振り返り、気分よく練習に打ち込んだことが紹介された。
大村氏は、そのやさしく褒める指導法を、帰りに立ち寄った本屋で「子犬の飼い方」の本を見て「叱ることで正しい道に導くんじゃなくて、ちゃんとできましたねっていうことを植え付けなきゃいけない、そうすると喜んでやる、と書いてあった。糸井に怒られたし、俺も褒めてみようかな」とヒントを得たそうで、爆笑が起こる中、糸井氏も「ほんとですよ、これ」「そっからびゃーんっていきました」。超人伝説の始まりが明らかになった。