巨人の菅野智之投手（３３）が３０日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、単年契約でサインした。今季年俸６億円から「ちょっとダウンくらい」と５億円で更改し、昨年の２億円減から２年連続での年俸ダウンとなった。（金額は推定）

　「やっぱりまだまだ期待してもらっている分、もっと上を目指さないと行けないと思う。今年、悪いなりに頑張れた部分で自分を評価したいところもありますし、まわりも納得できる成績を残したい思いが強いです」

　今季は２３試合で１０勝７敗、防御率３・１２。２年ぶりに２桁勝利をマークし、後半戦の投球では手応えを得た。「後半戦にちょっとプラスした投球ができれば、来年はきっと良い成績を残せると思うので、そこは自信があります」と腕をぶした。

　今オフは１２月に堀田、山崎伊を引き連れ、ハワイで３年ぶりに自主トレを行う。「なんとなくハワイに行かなくなって成績が良くなくなったかなと思っているので、もう１回自分を奮い立たせてやりたいなと思います」と右腕。ハワイで英気を養いながら、自らを追い込み、レベルアップを図る構えだ。

　１１月には保有している海外ＦＡ権を行使せず、チームに残留することを表明していた。来季に向けて、「２００イニングを投げたいですね。貯金を１０個作る。１５勝くらいですかね。それくらいできればいいと思います」と話した。