ＤｅＮＡ・戸柱恭孝捕手（３２）が１日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、２６０万増の４０００万円でサインした。（金額は推定）

　今季は７２試合の出場、４本塁打、１６打点、打率・２６４。戸柱は「優勝できなかったので、捕手ですし。途中自分自身、離脱もあったので全然満足していない。個人としてもう一回中心で試合に出て貢献できるようにしないといけないなと思っています」と決意を口にした。

　１１月には入団時から年齢も近く、切磋琢磨（せっさたくま）してきた嶺井がＦＡでソフトバンクに移籍。「相手を抑えるため、勝つために意思疎通やっていけた」としのぎを削りながらも、仲間としてチームを支えてきた戦友の別れを惜しんだ。それでも「後日、ご飯に行くタイミングもあるのでそこで色々話せれば」と語った。

　チームは９８年以来、優勝が遠のいている。戸柱は「毎年同じ事を言っているが、来年は後悔しないように、自分自身やりきって、出し切ってやっていきたい」と色紙にも“やりきる”と記し、終始引き締まった表情を崩さなかった。