DeNA・大和が「慢性腎臓病」を公表「子供たちに勇気を」1000万減の8000万で更改

 DeNA・大和内野手(35)が2日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1000万減の8000万円でサインした。来季は2年契約の最終年となる。(金額は推定)

 今季は91試合に出場し、1本塁打、18打点、打率252。得点圏では打率・290と持ち前の勝負強さを発揮した。大和は「本当に野球に対する姿とかそういう部分を見ているので、いい影響を与えてもらっていると言われました」と球団の言葉を語った。

 柴田や森と遊撃手のポジションを争いながらも、結果を残した1年。だが、まだ果たさなければいけない夢がある。「ベイスターズに来て優勝まだ1回もしていないので、優勝に向けてしっかり準備していけたら」と、熱い思いを明かした。

 CSファーストSでは阪神に敗れたが、「相手が阪神だから特別に思うこともあまりないですし、ベイスターズとしてCSで負けたことが悔しかった」と話した。

 話が阪神の岡田新監督の話題に移ると「めちゃくちゃ意識させるやん」とはにかむ大和。だが切っても切れない存在。2005年、大和が阪神入団時の監督は岡田監督だったからだ。大和は「タイガースに入れてくれたのは岡田さんの力も少なからずあったと思うし、まだ野球をやっていますよというところを元気に見せられたら」と誓った。

 会見が一通り終えると、大和から「そんな重い感じで受け止めないでほしいんですけど」と、前置きした上で「私ごとなんですけど幼い頃から慢性腎臓病を患っていて、今このタイミングで発表することになったのも、自分が後どれだけ現役をできるかも分からないし、やっぱり同じ病気を持つ子どもたちに勇気や希望を与えられるのって現役中だけだと思うので、今こういう風な形で発表させてもらいました。今後は社会貢献としても取り組んで行きたいと思います」と公表した。

 幼少期から患っていたモノで、プロ1年目のオフにも手術も病名は分からず。つい最近になって病名が判明した。病院に行けば「一時的にスポーツはやめてくださいって言われるのが一般的なお医者さんの判断ですね」と明かした。

 それでも「それとつきあっていくしかないし、でも今後の自分の人生を考えればやめるべきなのかもしれないですけど、ずっと自分がそこで野球を選んできましたし、まあ野球で終われるのが一番いいかなというのが自分の選択ですね」。大和はこれから、さらに、規則正しい生活を行い、野球と全力で向き合って行く。

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