オリックスの宮城大弥投手（２１）が５日、大阪市此花区の球団施設で契約更改交渉に臨み、今季年俸５０００万円から３０００万増の８０００万円でサインした。（金額は推定）

　今季は２４試合に先発し、１１勝８敗で防御率３・１６。プロ初完封なども記録し、８月には月間ＭＶＰも受賞した。昨年の契約更改会見で山本からタイトルを奪うことを目標に掲げたが、そこには届かず。「すごく波があった一年。今年、去年も由伸さんに完敗しているので、８月に月間ＭＶＰを取れたことだけ自慢して、来年はもっと自慢できるように頑張りたい」と意気込んだ。

　１１月には、侍ジャパンの強化試合メンバーに選出された。来年３月のＷＢＣには「トッププレーヤーが集まる中での試合。もちろん選ばれたい気持ちもありますし、それに向けての練習もしているので、気持ちだけは準備しています」と語った。すでに、ＷＢＣの公式球などで練習は始めている。

　球団からは「由伸さんを超えていけるように頑張って」と言葉をもらった。宮城からは３年連続の２桁勝利と規定投球回を達成すれば、大台の年俸１億円突破をお願いしたという。多くのモチベーションを持って、来季に臨む。