ヤクルト・奥川 背番号「18」で再出発 復帰目標に「さらにパワーアップ」
ヤクルトの奥川恭伸投手(21)が5日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、25%ダウンの2700万円でサイン。来季の目標には迷いなく「復帰」の言葉を選び、今季の悔しさを初めて吐露した。新背番号「18」で再出発を目指す。(金額は推定)
ケガに泣いた1年だ。今季は右肘痛の影響で、開幕直後の1試合から最後まで1軍に戻れず。テレビで試合を見つめながら「見たくない気持ちもある中で、見ながらやってやるぞ、頑張るぞという気持ちになった」と苦しい胸中を明かした。
「いろいろ考えて決断した」と手術を回避し、保存療法で復帰を目指す来季。背番号変更は、“きっかけ探し”で自ら志願した。「すごくいい番号をいただいた。ケガをした前よりもさらにパワーアップしたい」。苦しんだ道が遠回りではなかったと、証明する。