ヤクルト・村上 年俸6億 3年18億円で更改「中心として引っ張る」ポスティングも条件に
ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が9日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸6億円の3年18億円でサイン。史上最年少で三冠王に輝くなど、今季“21冠”となった主砲にチーム最高年俸が与えられた。(金額は推定)
「チームを勝たせる中心でいたいのは変わりないので、その金額じゃなく、チームを中心として引っ張っていきたい」と村上。球団からは「よく頑張ってくれたという言葉をいただきました」といい、将来についても「3年後のポスティングを認めて下さる契約になりました」と明かした。25歳ルールであれば3年後、ルールが変更になった場合は2年後も可能な内容という。
今季はまさに記録ラッシュのメモリアルイヤーだった。王貞治を超える日本選手最多のシーズン56号、134点、打率・318で史上最年少三冠王を達成。ベストナインや史上最年少での満票MVP、また野球だけにはとどまらず、「村神様」が流行語年間大賞に輝くなど、21冠を成し遂げる大躍進を遂げた。
入団6年目で5億超えは、球界最速の大出世。大卒の巨人・菅野が手にした4億5000万円を、高卒ではオリックス・山本の3億7000万円を超える速さとなった。
来季へ向けては「ヤクルトの歴史の中で3連覇、歴史を残したい。それだけです」と村上。「とにかくすごい大変な一年になる。まだ経験したことのない、3連覇やWBC、うまくいくことばかりじゃないけど、必死に頑張りたい」と力強く語った。