現役ドラフト 2巡目なかった理由 ソフトバンクGM「どの球団も1回目で保守的な戦術に」

 ソフトバンクの三笠杉彦GMが9日、現役ドラフト終了を受けて、オンラインで取材に応じた。

 手探りの中での開催となった第1回の現役ドラフト。ソフトバンクは日本ハムから古川侑利投手を獲得。「僕らとしてはジャイアンツにもいましたし、今年も30試合以上登板して、ホークスとしても認識をしているいい投手。おそらく中継ぎかと思うが、我々の投手陣を厚くするような活躍を期待している。出身地で決めてるわけではないが、結果的に佐賀出身。球団にとってもよかったんじゃないか」と、評価した。

 一方で大竹耕太郎投手が阪神から指名を受けた。「まあ本人にも伝えたが育成出身で、支配下になってくれて活躍してくれた選手。ここ1、2年は1軍での登板機会がなかなか与えられないという状態が続いてましたので、そういう意味ではいいタイミングだったんじゃないかと思いますし、ホークスの育成体制から育ってくれた選手。タイガースにいっても経験をいかして活躍してほしい」と、エールを送った。

 ドラフトは予定よりも早く、1時間弱で終了したという。三笠GMは「スムーズだった」と語った。2巡目の指名がなかったことについては「初めてだったので、どうなるかわからない、ちょっと保守的にいこうという戦術になったのが、2巡目がなかったというところじゃないかな」と、推察。「必ずしも仕組みに大きな改善点があったからというわけではなく、1回目でどの球団でも保守的な対応ということになったと思う。続けて見ることが大事ではないかと。1回目より2回目、2回目より3回目が習熟するという考え方もある」と、受け止めた。

 開催意義については「12人の選手が新天地にいくことになった。意義あることかなと思う」と語り、時期については「シーズン中みたいな話は、その時に本当に必要な選手をとれるメリットはあるが、シーズン中はシーズン中の難しさはある。続けるのであれば、今のところはこの時期、オフの中でやるのがいいのかなと思う」と、総括した。

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