日本ハム・古川侑利「ビッグボスに感謝」現役ドラフトでソフトバンクへ移籍
日本野球機構(NPB)は9日、出場機会に恵まれない選手救済の「現役ドラフト」を行い、移籍が決まった選手を発表した。ソフトバンクは日本ハムの古川侑利投手(27)を獲得した。
古川侑は契約更改後の会見の席でこの1年を「激動」と表現していた。楽天から19年シーズン中に巨人に移籍したが、昨オフに戦力外となった。トライアウトを経て新庄監督に見いだされ日本ハム入り。育成選手から開幕前に支配下登録を勝ち取ると、ほぼシーズンを通して1軍に帯同。自己最多の34試合登板と実績を残した。
「トライアウトでBIGBOSSに声をかけてもらい、一度あきらめかけたプロの世界に戻るチャンスをいただきました。BIGBOSSをはじめ球団の方々には感謝しかありません」。球団を通して、思いを述べた。
今季を振り返り「マウンドに立つたびに“また投げられる”という喜びを感じながら投げていました」と話していた。大歓声を背に投げ続けた34試合を熱く振り返っていた。
さらなる激動を経て迎える4球団目は佐賀出身の古川侑にとって地元のソフトバンク。「登板するたびに北海道のファンの皆様の温かい声援が本当に力になりました。チームは地元九州のソフトバンクに移りますが、変わらぬご声援をいただければと思います」。投げられる喜びを胸に、新天地で躍動する。