DeNA・佐野 来季主将4年目へテーマは「神打開」
DeNA・佐野恵太外野手(28)が14日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6000万円増の1億7000万円でサインした。会見では来季も主将を継続することを明かした。(金額は推定)
今季は133試合に出場し、打率・306、22本塁打、72打点。ベストナインと最多安打のタイトルを獲得した。3年連続打率3割を記録し、キャプテン3年目はチームを2位に押し上げた。
CSファーストSで阪神に敗退直後、三浦監督から「キャプテンが重みになったり、苦しめたりしていないか」と問われた。だが佐野に迷いはなかった。「キャプテンとして優勝したい」。その場で「(主将を)やらせてもらえるなら、僕はやりたいです」と答え、指揮官も「佐野がそう言ってくれるならお願いしたい」と了承した。
10月末には、右肘のクリーニング手術を行い、現在はリハビリ中もキャッチボールにバッティング練習もできるようになったと明かした。「しっかりと故障したところをまずは完治させて、今年よりレベルアップをして来シーズンに挑みたいと思っています」と気合十分だ。
来季は「もう一度、首位打者を取りたい」と目標を定め、「今年以上になると、必然的に優勝というところになる」とチームで目指すべき場所は定まっている。
会見の最後には、色紙に「神打開」と記した。意味は愛用しているゲーム「マリオカート」から取った。ゲーム内で最下位から、最後にまくって1位になることを指している。明るい佐野らしく、最後は笑顔で会見場を後にした。