大阪・上宮の野球部監督が部内体罰、虚偽報告、暴言、報告義務違反で1年間の謹慎
日本学生野球協会は16日、都内で審査室会議を開いて高校11件の処分を決定し、上宮(大阪)の監督は部内体罰、虚偽報告、暴言、報告義務違反により1年間の謹慎処分となった。
同監督は9月6日の審査室会議において、部内体罰、報告義務違反で8月11日から10月10日まで2カ月の謹慎処分を下されていたが、9月15日に大阪府高野連に監督の体罰行為に関する投書が届き、同校に事実関係の再確認を要請。当初は部員Aの右頬を1回平手打ちしたと報告されていたが、再度聞き取り調査をした結果、右頬に平手打ちを4回、その際の衝撃により部員Aは鼻血を出していたという事実が判明した。
また、日常的に部員に暴言を吐いていたことも発覚。当初の処分は2カ月の謹慎だったが、来年8月10日までの1年間の謹慎に変更された。なお、同校の監督はすでに交代している。
その他、和歌山商の監督が部内暴力と報告義務違反により4カ月の謹慎。鹿児島実の部長は報告遅れで3カ月の謹慎処分が下された。