ヤクルトが２０日、新外国人選手として前米大リーグ、パイレーツのディロン・ピーターズ投手（３０）の獲得を発表した。１年契約で年俸７５万ドル（約１億円）プラス出来高（金額は推定）。球団は先発の１人として期待しているといい、今季はメジャーで５勝を挙げた成長中の左腕。１９、２０年はエンゼルスで大谷と同僚だった。

　ピーターズは米国出身で、２０１５年にマーリンズに入団。２０１７年にメジャー初登板、初勝利を挙げている。１９年、２０年はエンゼルスでもプレーしており、今季はパイレーツで５勝２敗だった。

　球団は先発としての獲得方針を明かしており、サイスニードや新外国人・エスピナルとの競争を期待した。１５０キロの速球に変化球も多彩。低めにも投げ込める制球もあるといい、先発経験の多さが獲得を後押しした。

　ピーターズは最近結婚したばかりの新婚だという。球団を通して、「来シーズン、スワローズという家族の一員になれることをうれしく思っています。また、ファンの皆さんとチームメートにお会いできることを楽しみにしています。皆さんの文化と野球への忠誠心を受け入れることに、とてもワクワクしています。素晴らしいシーズンにするために、しっかりと準備をして臨みたいと思っています。Ｇｏ、Ｓｗａｌｌｏｗｓ！」とコメントした。