日本ハム・万波が真っ赤な髪で練習 長友の影響ではなく桜木花道「赤で行くのが礼儀」

 日本ハムの万波中正外野手(22)が20日、千葉・鎌ケ谷市内の球団施設で自主トレーニングを行った。髪を真っ赤に染めての練習。19日に染めたという赤い髪はサッカー日本代表の長友の影響かと思いきや、「桜木花道です」とその由来を明かした。

 映画「THE FIRST SLAM DUNK」は3日から公開されている。「映画を早く見たいんですけど、見るに当たって赤で行くのが礼儀かなと」。主人公・桜木花道へのオマージュをヘアスタイルで示したのだった。

 スラムダンクは中学時代に再放送していたアニメを見てはまり、その後、漫画を読んだという。「県大会の海南戦が大号泣でしたね。最後、花道がパスを間違えちゃうシーン。そこで涙が止まらなかったですね。いいじゃないですか、スポ根で。感情移入もできるし」と熱弁を振るった。

 現在は寮の風呂に置いてある漫画を読み直して、映画を見る前にテンションを上げる日々。桜木のプレーを「最後まであきらめない、ボールを最後まで追いますし、やるって決めたことに対してちゃんと最後までやりきるみたいなところは、男子としてすごく心がつかまれる。僕も本当、球際とか頑張りたい」と目を輝かせる。驚異的な身体能力は共通点。あきらめない精神をあらためて野球につなげる思いもある。

 赤髪継続については「一過性なものだと思います」と話しつつ、「続けるかもしんないし」とニヤリ。「花は桜木、男は花道」ならぬ「花は万波、男は中正」。来季はインパクトのあるヘアスタイルで、スタジアムに満開の花を咲かせるかもしれない。

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