ソフトバンク 甲斐が現状維持の2・1億で更改「チームの足を引っ張った」
ソフトバンク・甲斐拓也捕手(30)が21日、ペイペイドーム内の球団事務所で契約更改に臨み、現状維持の年俸2億1千万円でサインした。(金額は推定)
今季のチームは優勝したオリックスと同率ながら、直接対決を負け越しており惜しくもV逸。常々「捕手の役割はチームを勝たせること」と語る甲斐は、この日の会見でも「本当に悔しいシーズン。この結果を受け入れて、しっかり取り組んでいきたい」と硬い表情で語った。
自身としては不動の正捕手として今季も130試合に出場。6年連続6度目のゴールデングラブ賞に輝いた。
だが一方で極度の打撃不振に苦しんだ1年でもあった。打率は.180しかなく、本塁打も1本のみ。昨季までの3年連続二桁本塁打も途切れた。
「結果がすべて。チームの足を引っ張った。何も貢献できなかった。一年通して試合に出させていただいたのに申し訳ない」
チームは今オフ、エースの千賀がメジャーへ移籍。投手陣再編で来季に臨むことになる。「千賀がいなくなるのはチームにとって痛い。だけど、うちの投手陣はみんな力がある。若い投手で千賀の穴は埋められると思う。その投手陣の良さを引き出せるように頑張りたい」と正捕手としての決意を口にした。