ヤクルト 新守護神候補のキオーニ・ケラの獲得を発表 最速160キロの剛腕
ヤクルトが21日、新外国人選手として前米大リーグ、前ドジャース傘下3Aのキオーニ・ケラ投手(29)の獲得を発表した。1年契約で年俸100万ドルプラス出来高(金額は推定)。退団したマクガフの代役として、実績十分の右腕を球団は守護神候補として獲得するに至った。背番号は11。
米国出身のケラ。185センチ、100キロと大柄な選手で、最速は約160キロ。メジャー通算243試合に登板し、レンジャーズ時代の18年に24セーブを挙げるなど実績は十分だ。
球団の奥村国際グループ担当長は、21年5月に行ったトミージョン手術の影響はないと説明。現在は治療などももう行っていないといい、「いけると判断して獲得した」と話した。
また「マクガフの代わりをすぐにやってもらいたい。何年もやっていたかのように抑えてほしい」と守護神候補として高く期待を寄せた。現在、来季の守護神に立候補している石山、清水らとの争い強化で、さらなるチーム力アップも見込まれる。
これで球団初のリーグ3連覇へ向けた、外国人選手の補強は最後となる方針。今季までチームを支えたオスナ、サンタナの野手陣に加え、サイスニードも残留が決定。新助っ人には先発候補のエスピナルとピーターズ、さらにケラが新加入することが決まり、外国人6人体勢で来季に向かっていく。
球団を通じて「来季、スワローズの一員としてプレーする事をとても嬉しく思います。来シーズンが待ちきれない気持ちです」などとコメントした。