レッドソックス・吉田正 大谷と対戦「光栄」 年下でも敬意「日本人として誇り」
オリックスから米大リーグ・レッドソックスへ移籍する吉田正尚外野手(29)が22日、大阪市此花区の球団施設で開かれた会見に出席し、球団への感謝とエンゼルス・大谷翔平投手(28)らメジャー選手との対戦について意気込みを語った。
精悍(せいかん)な表情は日本一球団から世界へ飛び出す希望に満ちていた。「僕の夢を尊重していただき、球団に感謝しかない。プレーで恩返ししたい」と誓った。日本球界屈指の好打者でも、メジャーは未知の領域。「多くの日本人がプレーしてリスペクトしているし、自分もやってみないと分からない」と期待と不安が入り交じる心境を語った。
中でもエンゼルス・大谷との対戦について聞かれると「その時はテレビに映りそうですね」と表情を緩ませた。「こっちでも(メディアは)大谷さんばかり。あっち(米国)に行くとその偉大さを感じますし、日本人として誇りに思う。ともにプレーできるのは光栄」と年下の大谷に「さん」付けで敬意を表し、対戦を待ちわびた。
◆背番号「34」は欠番にならず オリックスで吉田正が今季背負った背番号「7」と入団時からつけていた「34」は現在のところ空き番だが、今後は欠番とはならない見通しだ。福良GMは「出世番号ということです」と今後、別の選手が希望すれば与えるプランを明かした。