明大 上田希由翔、村田賢一、蒔田稔がプロ志望を明言 来季は大学4冠を目指す
東京六大学野球リーグの明大が24日、東京・府中市内の同大学グラウンドで年内の活動を終えた。新主将の上田希由翔(きゅうと)内野手(3年・愛知産大三河)、村田賢一投手(3年・春日部共栄)、蒔田稔投手(3年・九州学院)がプロ志望を明言。この日は毎年恒例の“ポール間走30本締め”で汗を流した。
上田は、今年1年で34安打25打点をマークし、3年秋まででリーグ通算66安打。大台の100安打も見えており、「届きそうな位置にあるので取れるなら取りたい。だけど、どっちかというと、ホームランをもっとシーズンで打てるようにと考えているので、その結果で100安打も打てたら」と来季は本塁打にこだわっていく。
今季はリーグ春秋連覇、明治神宮大会優勝と、充実したシーズンとなった。チームとしては来季はリーグ3連覇がかかるが、「明治しか狙えない。全員で3連覇、4連覇、そして4冠(春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)を目指そうと言っている。そこは意思統一できている。自分は言葉を発する方ではないけど、自分もここで変われるチャンス。いろんなことに気づいていろんな言葉を発することで自分にもプレッシャーを与えつつ回りも変えていけたら」と主将としてチームをけん引する覚悟だ。
最速148キロ右腕の村田は「中学の方だったり、高校の方だったり、ここまで協力してくれた方々に恩返しだと思って何が何でもプロに行きます。この冬は球速にこだわるわけじゃないけど、球速をあげて上位(指名)を狙えれば。今年は8勝したけど、後半失速した。来年は1年継続して勝てる投手を目指して、10勝したい」。蒔田も「一番イニングを投げて、一番勝って、一番防御率もよくしたい。とにかく一番を目指したい」と話した。