侍・栗山監督 吉田正尚を招集へ「彼の魂がそこにあった」本人の意志を尊重
侍ジャパンの栗山英樹監督(61)がオリックスからポスティングシステムでレッドソックス入りした吉田正尚外野手(29)のWBC招集を明言した。5日、北海道北広島市で行われた日本ハムの新球場「エスコンフィールド」の竣工式に出席。「WBC日本代表に選んで、出場してもらいます」と話した。
栗山監督は「今年メジャーに行く選手に関しては、しっかり準備をして。そんなに簡単ではないので」とメジャー移籍1年目の選手に対しては招集を見送る方針だった。吉田自身とは対話を重ねた結果、招集することを決めた。「ボストンで大活躍することと日の丸を付けるということと、これまでお世話になったファンの人たちに恩返しするということ、いろんなことを含めて彼の魂が本当にそこにあった。それだけの魂があるなら力を借りるしかない」と本人の意志を尊重しての結論だった。
招集時期については「(日本ラウンドの)試合からというよりなるべく早めに合流してもらうというお願いはしているけど、それもオレが向こうの立場だったらいろいろ考える。“正尚のために”が一番大事なんで。それはこれから話し合いながら」と話した。