侍・栗山監督 日本野球で世界一 「絶対に勝ち切る」 WBC日本代表12選手先行発表

 野球日本代表・侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が6日、都内のホテルで記者会見を開き、第5回WBCに出場する先行メンバー12人を発表した。掲げたのは、日本の伝統野球継承。「必ずや日本の野球をやって、絶対に勝ち切る」と誓った。

 「野球界の先輩方が日本野球を作ってきた。頑張ったらいいではなく、必ずや世界一になって喜んでもらう」

 壇上に姿を見せた栗山監督は、紅潮した表情で語気を強めた。日本が世界に誇るのは小技とスピード、そして投手を中心とした守備力。先行発表理由について「ポスターを作るから、早めに何人か選んでくれと言われた」と笑わせたが、日本野球の中心となる6人の投手をまず発表した。

 「信頼できる投手が集まってくれた。日本の野球はしっかり守って、我慢してチャンスをものにして勝ち切っていく。絶対的なベース」。大谷、ダルビッシュらの合流時期、起用法については「まだ徹底的に交渉している最中」とし、先発や抑えでの起用も含めてあらゆる可能性を探る。

 3月9日の1次ラウンド初戦、中国戦から決勝まで7試合。「長いのか短いのか分かりませんが、想像を絶するくらい1球、1球が長く感じると思う」と身震いした上で、強く誓う。「何が起こっても選手を信じる。その信念だけを持って必ず勝ち切りたい」。目指すは09年の第2回大会以来、3大会ぶりの世界一奪回。誇り高き日本野球を引っ提げ、頂上まで突っ走るだけだ。

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