巨人・ドラ1浅野 超高校級!?“相棒”と入寮 チームメートらの見送りに「涙」
巨人のドラフト1位・浅野翔吾外野手(18)=高松商=が8日、育成を含む新人13選手と川崎市のジャイアンツ寮に入寮した。前日に地元・香川県高松市を離れる際には高校のチームメートらに見送られ、寂しさから涙を流したという。別れを惜しみつつも準備は万端。高校生とは思えない“相棒”をかばんに詰め込み、プロの門をたたいた。
涙を拭い、上京してきた。7日、高松空港には高校のクラスメート、先生、野球部のチームメートらが見送りで集結。浅野は「みんなの顔を見たら泣いてしまって。頑張れと声をかけてくれて。本当にさみしくて、少し涙が出た」。地元を離れることも寮生活も初めて。「少し不安はある」と新生活への心境も明かした。
涙の旅立ちから一夜明けたこの日も、一緒に上京してきた両親が「離れるときに、2人とも少し半泣きになっていた」。それでもここからは己の力でプロの世界で戦わなくてもはならない。浅野は「心配をかけないように、レベルアップした姿を見せられるように頑張りたい」と自らを奮い立たせた。
入寮に際しては野球に集中するための必需品を持参した。母親に買ってもらった約3万円の電動シェーバーを紹介すると「まだ18歳なんですけど、ヒゲが濃いので…」と苦笑い。友人の母親からもらったベビーパウダーは「よく股ずれをして変な歩き方になるので、これをつけてあまりすれないように」と高校生離れした太ももの太さを誇る浅野ならではの悩みを明かした。
さまざまな思いを抱え、プロ生活が始まる。「ジャイアンツの51番と言えば浅野と言ってもらえるように頑張っていきたい」。地元の期待も背負い、「香川の星」から「巨人の星」へとのし上がる。
◆浅野 翔吾(あさの・しょうご)2004年11月24日生まれ、香川県高松市出身、18歳。170センチ、86キロ。右投げ右打ち。外野手。高松商から2022年度ドラフト1位で巨人入団。高松商では1年夏からレギュラー。3年夏の甲子園で3本塁打を放ちU-18W杯代表にも選出。高校通算68本塁打。