侍ジャパン・栗山監督 ヌートバーのWBCメンバー入り正式決定を明言「勢いのある選手」
侍ジャパン・栗山英樹監督が11日、オンラインで取材に応じ、WBC日本代表としてカージナルスのラース・ヌートバー外野手(25)のメンバー入りが正式決定したことを明言した。
栗山監督は「ある程度、メンバーの方向性を出したいと思っているんですけど今、会議と考えているときになかなか決まらない」としながら、ヌートバーのメンバー入りが決定したことを発表。「契約とか細かい作業はこれから」としながら、「本人も快く受けてくれている」とした。
ヌートバーは日系2世で母が日本人。昨季はメジャーで14本塁打を放った。
魅力については「つぼに入ればホームラン打てるし、特に日本の球場であれば、しっかりボールに当てれば確実にスタイドインできるし、スピードのある選手なんでね。盗塁ガンガンするとか、そこまではいかないですけど、本当にバランスのいい選手なんで、これから一気にこうメジャーリーグを駆け上がっていくというね」とうなずき、日系人選手のメンバー入りについて「スポーツという力で、閉塞感ある状況の中で何ができるか。人はひとつのはず。みんなが手をつなぐ、つながれるものはつながっていくんだと。そのことをイメージしながら、というのがあります」と“意義”も伝えた。