分科会賞に東北勢初の夏V仙台育英 須江監督「3年間が色濃いものに」ENEOSも

 東京運動記者クラブのアマチュア野球分科会表彰を受けた仙台育英の(左から)山田脩也主将、佐藤悠斗前主将、須江航監督(代表撮影)
 東京運動記者クラブのアマチュア野球分科会表彰を受けた社会人野球ENEOSの(左から)大久保秀昭監督、川口凌主将、度会隆輝選手(代表撮影)
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 東京運動記者クラブのアマチュア野球分科会は13日、22年の分科会賞に仙台育英と社会人野球のENEOSに選出したことを発表した。

 仙台育英は昨夏の甲子園で東北勢初優勝の快挙を達成。今回の表彰に、須江航監督は「(選手たちはコロナで)思い出が少なくなった3年間なので、こういうふうにとりあげてもらうことで3年間が色濃いものになる。思い出をもらってありがたい」とコメントし、前主将の佐藤悠斗さんも「いろんな方から表彰してもらったり声をかけてもらったりの積み重ねで優勝の実感ができている」と喜びを語った。

 現在は出場が当確している今春センバツに向けて練習を続けている。主将の山田脩也内野手(2年)は「2度目の初優勝を目標に掲げている。簡単にはいかないと思うので、一つ一つ丁寧にやりながら感動を地域の皆さんと分かち合えるように1日を大切に頑張っていきたい」と意気込んだ。

 ENEOSは昨年の都市対抗で自チームが持っていた歴代最多を更新する12回目の優勝を果たしたことが評価された。大久保秀昭監督は「高い水準で安定した結果を出せた。その中で都市対抗優勝を達成できたところではいい年になった」と話し、「倒しがいのあるチームになれれば。(都市対抗の)連覇は強く意識していきます」とこれから始まるシーズンを見据えた。

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