ラミレス氏が野球殿堂入り「日本の方々は大きな支え」大リーグ→日本では初

 野球殿堂入り記念展示の前で記念撮影するアレックス・ラミレス氏(代表撮影)
 原監督との思い出を話すアレックス・ラミレス氏(撮影・西岡正)
 会見を終えてフェードアウトで引き揚げるアレックス・ラミレス氏(撮影・西岡正)
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 野球殿堂博物館の表彰委員会は13日、今年の野球殿堂入りを発表した。競技者表彰のプレーヤー表彰ではアレックス・ラミレス氏を、エキスパート表彰ではランディ・バース氏を選出された。

 表彰式に出席したラミレス氏は「まず最初に、神様にこの素晴らしい名誉を受け取れたことを感謝した」とあいさつ。大リーグを経て、日本プロ野球で活躍して、殿堂入りを果たしたのは史上初で、「今私は日本国籍を取得して、日本人でありますけど、来日初日から日本の方々には大きな支援をしていただいてここまでくることができました。そして私の家族にとっても、日本人である私にとっても大きな支えになり、ここまでくることができました」と喜びを言葉にした。

 あいさつでは、何度も「感謝」の言葉を述べた。日本でのプレーに導いたヤクルト、巨人、DeNAと所属球団に感謝の思いを述べ、家族や両親だけではなく、歴代の通訳の名前を挙げながら、1人ずつにメッセージ。温かいあいさつは大きな拍手で包まれた。

 ラミレス氏は2001年にヤクルトに入団。143安打、29本塁打、打率・280の成績を残し、チームの日本一に貢献。2007年には当時のリーグ新記録となる204安打を放った。

 2008年に巨人に移籍し、右の主砲として活躍。2012年、2013年にはDeNAでプレーし、海外出身選手としては初の2000安打を達成した。

 引退後には2016年からDeNAの監督に就任。5年間、指揮官としてプロ野球界を盛り上げた。

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