慶大・広瀬隆太「プロと日本一を両立」昨春から使用の“清原モデル”で今季も飛躍誓う
東京六大学野球リーグの慶大が14日、横浜市の同大学グラウンドで全体練習を開始した。今秋ドラフト候補に挙がる主将の広瀬隆太内野手(3年・慶応)は「自分のプロという目標もあるし、キャプテンとしてチームを日本一に導く。個人軸とチーム軸の両立は難しいけど、どちらも怠らずに真摯(しんし)に向き合いたい」と目標を語った。
昨春からバットを新調。元々細めのバットを使っていたが「太いバットに変えたかった」とチームメートのバットをいろいろ試したという。その中で、1学年後輩で、西武や巨人で活躍した清原和博氏(55)を父に持つ正吾内野手(2年・慶応)が使用している清原モデルのバットが「振りやすかった」と長さ85センチ、重さ900グラムのそっくり同じ作りでオーダーした。
その結果、昨季は3番打者として、春4本、秋3本と計7本塁打を放った。3年終了時で通算13本塁打をマークしており、今季は「打率3割、本塁打5本」が目標。春秋リーグで5本ずつ放てば、高橋由伸氏が慶大時代に放った通算最多の23本塁打に並ぶこととなる。
堀井哲也監督も「広瀬を中心にして広瀬に頼らないチームを作る。広瀬という核になる選手がいるので、攻守ともチーム作りの柱にしたい」と期待し、今季は4番に据える考えだ。頼もしい主将が、主砲としても、チームを引っ張っていく。