森 WBCメンバー入り辞退の思い明かす オリックス新加入で「チームが第一優先」
オリックスの森友哉捕手(27)が15日、沖縄県内で自主トレを公開した。あいにくの曇天となったが、室内練習場には快音が響き渡る。「順調ですね」。体の仕上がり、打撃の状態は心配を感じさせなかった。
新天地で目指すのは、勝てる捕手。「勝つことが一番大事。自分が(オリックスに)来て、いっぱい点を取られないように」。中嶋監督は捕手一本での起用を明言している。ただ、若月らとの競争であることは承知の上。「一からの勝負だと思っている。正捕手を奪いにいくという気持ちでやっていきたい」と表情を引き締めた。
個人目標は19年のような活躍だ。打率・329で首位打者に輝き、MVPも獲得。「超せるようにやっていきたい」とキャリアハイを誓った。「新たに入るということで本当に責任もある」とV3のキーマンとして、すでに自覚も感じさせた。
また、WBCのメンバー入りは辞退したことを明かした。熟考を重ねたが「2月、3月は自分にとって、一番大事な時期。チームが第一優先なので、そこに向けて準備していきたい」と理由も明確。大舞台への気持ちをグッとこらえ、チームのリーグ3連覇に突き進んで行く。