立大野球部が17年春以来のリーグ優勝狙う「思い切りのあるチームにしたい」と西川主将
東京六大学野球リーグの立大が16日、埼玉県新座市内の同大学グラウンドで全体練習を開始し、主将の西川晋太郎内野手(3年・智弁和歌山)は「去年よりも力が落ちると言われているけど、いい風に捉えて思い切りのあるチームにしたい。まずは春リーグで優勝。そこだけ」と目標を掲げた。
昨季は前主将の山田健太内野手や、楽天に1位指名された荘司康誠投手ら4年生が主力となってチームをけん引。そのため、3年生以下は経験値の少ない選手が多くなるが、溝口智成監督(55)は「経験不足、力不足を認識して、その中でどうやって勝つかを考えながら、それをちゃんと踏まえて優勝するためにどうするかを考えていこうという話を新チーム発足以降、よくしています」と明かす。
その上で、投手陣は「池田がエースとして引っ張ってもらう。1カード1勝、最低5勝はしてほしい」とプロ志望の池田陽佑投手(3年・智弁和歌山)に期待。攻撃面は「打線全体で役割、特徴、自分の力量を意識して仕事を全うできる選手をたくさん作っていく」とし、「イメージとしては、前回優勝した17年春。そのときも前の年は4年生主体で、4年生が抜けた後に戦力的には厳しいからどうやっていくかを僕も選手も考えて、なんとか優勝できた。そのときを思い出しながら、やっていきたい」と17年春のリーグ優勝を再現することを誓った。