イチロー氏「大ピンチ。泣きたくなるぐらい」WBC決勝・韓国戦の決勝打の精神状況語る
米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチロー氏=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が18日、オリックスグループのインスタグラム公式アカウント「SMILE ON」で、自身初のインスタライブ「悩める大人の相談ライブ『イチ問一答』」を開催した。
仕事がうまくいかないという人からの「野球と向き合う中、うまくいかないときモチベーションの上げ方は」という質問には、「上がらないですね、それは。難しいです」と返答しつつ、自身の考え方を披露した。
「困難なことが身に起きている時って僕は試されているって思っていました。だからそこに向かっていく。あとから考えたらチャンスと捉えることができる。未来の自分がそう思わせてくれるんだけど、向き合ってほしい」
自身の精神力について問われると、「精神的に強いのか弱いのか紙一重。弱いからこうしないと進めないって考えて、それを重ねたら強く見えるようになった」とコメント。さらに自身が乗り越えたピンチについては、第2回WBC決勝・韓国戦で放った決勝打を挙げた。
「第2回WBC、最後の打席は大ピンチ。泣きたくなるぐらい。でも、最後はあの結果というのは、それまで自分なりに困難と向き合ってきたからその結果が出たんだと思います。今の自分はそう信じてます。ずっと逃げっぱなしだとつかめない。その場面もやってこない。乗り越えられないモノもあるけど、人の力じゃなくて自分なんですよ」と話した。