体罰問題の東海大菅生へ「推薦校の扱いに審議を行う」選抜大会の臨時運営委員会を開催
日本学生野球協会は20日、オンラインで緊急審査室会議を開き、部員への体罰で謹慎中となっている東海大菅生(東京)の若林弘泰監督(56)の謹慎の処分を決定した。部内体罰と報告義務違反により、処分期間は昨年12月5日~4月4日までの4カ月。また、報告遅れとして、部長も同日から1月4日までの謹慎となった。今春センバツの出場が有力となっていた同校。27日の出場選考会が行われる前に処分が決まることとなった。
監督、部長に処分が下されたが、チームのセンバツ出場について、日本学生野球協会は「審査室は負傷事件を取り組むところ。(センバツ出場については審査室での)決定を踏まえて、のちにセンバツ運営委員会で審議される」。日本高野連の小倉事務局長も対応し、「このあと選抜運営委員会が臨時運営委員会を開催し、東海大菅生の件について第95回選抜大会の推薦校の扱いに対しての審議を行う予定です」と話した。
過去には、19年のセンバツ直前にも、春日部共栄(埼玉)と松山聖陵(愛媛)の両監督が体罰で謹慎処分を受けていたが、両チームの出場に影響はなかった。
東海大菅生は春夏通算8度甲子園に出場。今春センバツ出場の重要参考資料となる昨秋の東京大会で優勝した。