体罰問題の東海大菅生 当確の今春センバツ出場問題なし、推薦校の扱い 日本高野連が確認
日本高野連は20日、今春に行われる第95回選抜大会の持ち回り運営委員会を開催した。部員への体罰で監督が謹慎中の東海大菅生(東京)について審議を行い、推薦校として扱うことを確認した。同校が出場校として選出された場合、選抜大会への出場は差し支えない。
この日の午前中には、日本学生野球協会が緊急の審査室会議をオンラインで開き、若林弘泰監督(56)の処分を決定。部内体罰と報告義務違反のため昨年12月5日から4カ月の謹慎処分とした。また、宮原上総部長(33)は報告遅れのため昨年12月5日から1カ月の謹慎となった。
学生野球協会によると、若林監督は昨年8月30日の練習試合で、1年生部員の尻を蹴り、厳しく叱責。当該部員は転学することとなった。その後の調査では他の部員2名にも、平手打ちなど、体罰をしていたことが判明した。
東海大菅生は春夏通算8度甲子園に出場する強豪。今春センバツ出場の重要参考資料となる昨秋の東京大会で優勝し、2年ぶりとなるセンバツ出場を当確としている。