佐藤義則氏が愛媛県高野連の監督研修会で講演 ダルビッシュを指導した際のエピソードを明かす
愛媛県高野連主催の監督研修会が21日、松山市の坊っちゃんスタジアム内で行われた。
全国でも強豪に数えられていた同県も、ここ数年は甲子園で低迷が続いており、2004年センバツでの済美を最後に、優勝から遠ざかっている(夏は1996年、松山商)。
こうした状況を改善するべく、今年の監督研修会には、特に投手育成に定評のある佐藤義則氏(68)を講師として招き、まずは投手を中心とする守備力の底上げを、愛媛県全体で図る取り組みに着手した。
まず行われた講演会は、シンポジウム形式で行われ、佐藤氏は各校監督からの質問に、日本ハム時代のダルビッシュらを引き合いに「いい投手であれば、何かを指導するというより、調子のいい時の姿を覚えておいて、悩んでいる時にそれを説明できることが大切」など、選手との向き合い方など持論を展開。
その後グラウンドに出て、実際に選手の投球を見ながら、フォーム作りの重要なポイントなどを説明。「愛媛の野球の力添えになれれば」と、監督たちの活発な質問にも丁寧に答えていた。