松井秀喜氏 パンツ1枚のイチロー氏に質問攻めされた高校時代の思い出を明かす

 巨人、米大リーグ・レッドソックスなどで活躍したプロ野球解説者の上原浩治氏が21日までに、自身のユーチューブチャンネル「上原浩治の雑談魂」を更新。巨人、米大リーグ・ヤンキースなどで通算507本塁打を放った松井秀喜氏が出演し、共に大リーグで戦ったイチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)との思い出について語った。

 冒頭、1学年上の先輩とは「プライベートでのお付き合いはほとんどなかった。球場で会えばあいさつしたり、いろいろ話したりはしましたけど」と語った松井氏だが、実はプロ入り前に接点があったことを明かした。

 松井氏が石川・根上中2年の時、中部地区の代表チームがナゴヤ球場で戦う大会があり、1回勝てば、愛知・豊山中3年のイチロー氏と対戦する組み合わせで「すごいピッチャーがいる」と評判だったのがイチロー氏だったと振り返った。

 今の松井氏からはとても想像もできないが、「開会式の時にチラチラ見て、あの人だ」と何度もチラ見を繰り返していたといい、イチロー対松井の対戦結果については、「我々は1回勝ったんですよ。でも、イチローさんは前の試合で負けちゃって」と幻に終わったという。

 星稜高1年時にはイチロー氏が在籍する愛工大名電と定期戦があり、「2試合で6本ぐらい簡単にヒットを打ってました」としたが、実は「(中学時代に見たイチロー氏と)同一人物だとは知らなかった」という裏話も明かした。

 翌年の定期戦は雨で中止となったが、愛工大名電の寮に宿泊した際、名電の下級生部員から「松井さんおられますか?鈴木先輩が呼んでおられます」と呼び出され、「プロ行きたいの?」「このピッチャーと対戦したことある?どんなピッチャーだった?」と、パンツ1枚姿のイチロー先輩に質問攻めされた昔話を懐かしそうに話した。

 イチロー氏の打撃フォームについては「あの打ち方はイチローさんにしかできない。でも、いいなって思うのは、体は前に行っても、バットがキャッチャー寄りにあって最後まで出てこない(ところ)」と、振り子打法で日米通算4367安打を放った底知れぬ技術に感服していた。

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