巨人新助っ人ロペス WBCキューバ代表辞退 同国野球連盟「契約に集中したい意志尊重」
キューバ野球連盟は22日(日本時間23日)、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表予備登録選手に入っていた巨人のヨアン・ロペス投手(30)が出場を辞退したと発表した。
同連盟は公式ツイッターで「ヨアン・ロペスから連絡があり、キューバ代表入りの呼びかけに感謝しつつも断ると伝えられました。私たちは契約を結んだ読売ジャイアンツに集中したい彼の意思を尊重します」とつづった。
ロペスは最速161キロの剛腕を誇り、巨人ではセットアッパー候補として期待されている。メジャーではダイヤモンドバックス時代の19年に70登板で防御率3・41をマーク。メジャー通算121試合の実績をもつ。昨季はメッツで8試合、1勝0敗、防御率5・73。同傘下3Aでは29試合、2勝2敗2セーブ、防御率5・14だった。
キューバ野球連盟は今月6日にWBCの代表予備メンバー50人(投手25人、捕手5人、内野手12人、外野手8人)を発表。今大会は同国から亡命し、国外でプレーしている大物選手も招集し、メジャー通算165本塁打のセスペデスやホワイトソックスのモンカダとロバートらのほか、NPB組では中日のR・マルティネス、日本ハムのA・マルティネス、元ソフトバンクのデスパイネやグラシアルらも選ばれている。
キューバは台湾で開催される1次ラウンドでA組に入り、台湾、オランダ、イタリア、パナマと対戦。勝ち進めば、3月15、16日に東京ドームで行われる準々決勝で日本と戦う可能性がある。