松井秀喜氏が選ぶベストナイン 最速180キロを自負した大投手のエピソードも明かす
巨人、米大リーグ・レッドソックスなどで活躍したプロ野球解説者の上原浩治氏が23日、自身のユーチューブチャンネル「上原浩治の雑談魂」を更新。巨人、米大リーグ・ヤンキースなどで通算507本塁打を放った松井秀喜氏が出演し、プロ野球のベストナインを発表した。
「すぐ出てくる名前はありますよ」と、松井氏が真っ先に挙げたのが「ファーストは王さん」と通算868本塁打を誇る王貞治氏。続けて「サードは長嶋さん」と、2013年5月5日に共に国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄氏を挙げた。
先発投手部門ではNPB最多の通算400勝を誇る金田正一氏を挙げ、過去のやりとりで「ワシは180キロ出てた。俺のストレートは誰も当たらなかった。長嶋も空振りしたんだから」というエピソードも明かした。ただ、捕手・野村克也氏、右翼・イチロー氏の名前を挙げたところで、「それ以外はちょっと難しいですね」とし、松井氏が巨人に在籍した10年間(1993~2002年)でのベストナインに切り替わった。
松井氏が選んだプロ野球ベストナインは次の通り。
先発 斎藤雅樹(巨人)
中継ぎ 上原浩治(巨人)
抑え 佐々木主浩(横浜)
捕手 古田敦也(ヤクルト)
一塁手 落合博満(日本ハム)
二塁手 ローズ(横浜)
三塁手 中村紀洋(DeNA)
遊撃手 松井稼頭央(西武)
外野手 イチロー(オリックス)
外野手 前田智徳(広島)
外野手 高橋由伸(巨人)
※球団はNPBでの最終所属
松井氏は「ジャイアンツでは一緒にやったんだけど、落合さんの全盛期を見たかった」と振り返りつつ、前人未到の3度の三冠王に輝いた先輩から「(打つ際に)自分の右肘が上がってしまう悪い癖を直すにはどうしたらいいかを教えてくれました」と指導を受けた過去を明かしていた。