ロッテ・吉井監督“侍”夢プラン 由伸&朗希を準決勝・決勝で「世界に知ってもらう」
侍ジャパンの投手コーチを兼任するロッテの吉井理人監督(57)が23日、ZOZOマリンスタジアムで行われたスタッフ会議後、米国で行われるWBCの準決勝、決勝について「異国の地で朗希や山本由伸が投げるところが見たい」との私案を示した。詳細は今後、栗山監督と煮詰めるが、メジャー志向を持つロッテ・佐々木朗希投手(21)とオリックス・山本由伸投手(24)に世界一奪回を託すプランを明かした。
日本が誇るダブル右腕の名を世界にとどろかせたい。吉井監督が金メダル奪回を目指すWBC準決勝以降の米国ラウンドについて言及し、準決勝、決勝はダルビッシュや大谷ではなく、佐々木朗と山本を起用する私案を明かした。
22日にTBSラジオ「石橋貴明のGATE7」に出演し、WBCでの投手起用について「準決、決勝は由伸、朗希でいいのかなって思ってて。準々決勝をダルや大谷に頑張ってもらいたいと思っている」と私見を語っていた。
この日も「侍ジャパンの戦略ではない」と前置きした上で、「世界のチーム相手に、異国の地で、朗希や山本由伸が投げるところが見たい。これから日本を代表する子たちが世界でどれだけ通用するか」と両投手に対する大きな期待を言葉に乗せた。
「日本にはこれだけすごい選手がいると、世界に知ってもらう」。佐々木朗は昨年、NPB史上最年少で完全試合を達成し、山本も自身初の無安打無得点試合を成し遂げた。両右腕のポテンシャルを全世界に拡散すると同時に、世界ランク1位のJAPANの力を誇示する。
WBC開幕まで2カ月を切った。年末年始も頭をフル回転させ、世界一へのビジョンを描いていたという指揮官。史上最強と称される侍軍団を頂点へナビゲートする。