門田博光氏が死去 74歳 40歳で本塁打、打点の2冠 「中年の星」

 門田博光さん=2019年6月撮影
 学生野球資格回復の特例研修に参加した(前列左から)門田博光氏、杉下茂氏、野村克也氏(後列左から)堀内恒夫氏、福本豊氏(2019年6月5日撮影)
 現役時代の門田博光氏(1977年撮影)
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 南海、オリックス、ダイエーで活躍し、NPB歴代3位となる567本塁打をマークした門田博光氏さんが死去した。74歳だった。

 門田さんは山口県出身。天理高、クラレ岡山を経て、1969年度ドラフト2位で南海に入団した。79年に右アキレス腱断裂の大けがを負ったが、懸命なリハビリで見事に復活。81年に自身初の本塁打王を獲得。88年には40歳で本塁打、打点の2冠に輝き、「中年の星」「不惑の大砲」と呼ばれた。

 南海がダイエーに球団売却された89年にオリックスへ移籍。91年にダイエーに復帰し、92年限りで現役を引退した。

 引退後は糖尿病を患うなど体調が優れず、近年は兵庫県相生市近郊で治療を続けていたという。

 現役通算2571試合出場で通算2566安打、打率・289。567本塁打、1678打点はともにNPB歴代3位。MVP1回(88年)、ベストナイン7回(71、76~77、81、83、88~89年)、正力賞1回(88年)、本塁打王3回(81、83、88年)、打点王2回(71、88年)、最高出塁率3回(81、87~88)。左投げ左打ち。2006年に野球殿堂入りした。

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