センバツ選考委員会スタート 午後に出場36校発表の見通し 注目は関東・東京、近畿の7校目か
第95回選抜高校野球大会の選考委員会が27日、始まった。午後にも出場校が発表される見通し。
今回は記念大会となり、出場校が例年より4校増の36校。一般枠の内訳は北海道1、東北3、関東・東京7、東海3、北信越2、近畿6、中国・四国6、九州4。21世紀枠は3校で、近畿大会を制した大阪桐蔭が昨秋の神宮大会で優勝したため、近畿地区が1枠増の7となる。
昨年の選考会では重要な参考資料となる東海大会で準優勝した聖隷クリストファー(静岡)が選考漏れとなり、同4強の大垣日大(岐阜)が選出されことで全国的な議論を呼んだ。今年は「選考ガイドライン」が作成され、「複数の学校の評価が並んだ場合、できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮する」と初めて地域性を明文化。関東・東京地区の7校目、近畿地区の7校目などに注目が集まる。
選考会において重要な参考資料となる昨秋の地区大会結果は次の通り。
【北海道大会】
優勝・クラーク 準優勝・北海
【東北大会】
優勝・仙台育英(宮城) 準優勝・東北(宮城) 4強・能代松陽(秋田)、聖光学院(福島)
【関東大会】
優勝・山梨学院(山梨) 準優勝・専大松戸 4強・慶応(神奈川)、高崎健康福祉大高崎(群馬) 8強・作新学院(栃木)、昌平(埼玉)、横浜(神奈川)、山村学園(埼玉)
【東京大会】
優勝・東海大菅生 準優勝・二松学舎大付
【北信越大会】
優勝・北陸(福井) 準優勝・敦賀気比(福井) 4強・福井商(福井)、松商学園(長野)
【東海大会】
優勝・東邦(愛知) 準優勝・常葉大菊川(静岡) 4強・大垣日大(岐阜)、加藤学園(静岡)
【近畿大会】
優勝・大阪桐蔭(大阪)、準優勝・報徳学園(兵庫)、4強・智弁和歌山(和歌山)、龍谷大平安(京都) 8強・彦根総合(滋賀)、履正社(大阪)、社(兵庫)、高田商(奈良)
【中国大会】
優勝・広陵(広島) 準優勝・光(山口) 4強・高川学園(山口)、鳥取城北(鳥取)
【四国大会】
優勝・英明(香川) 準優勝・高松商(香川) 4強・鳴門(徳島)、高知(高知)
【九州大会】
優勝・沖縄尚学(沖縄) 準優勝・長崎日大(長崎) 4強・海星(長崎)、大分商(大分) 8強・西日本短大付(福岡)、明豊(大分)、東福岡(福岡)、日本ウェルネス(沖縄)
【21世紀枠】
稚内大谷(北海道)、由利(東北=秋田)、石橋(関東・東京=栃木)、氷見(北信越=富山)、木本(東海=三重)、小野(近畿=兵庫)、神辺旭(中国=広島)、城東(四国=徳島)、高鍋(九州=宮崎)
※21世紀枠は東日本から1校、西日本から1校を選び、残りの7校から3校目を選出する。